私だけに甘いあなたと恋をする

「あ、ここだ…」


委員会の集合場所だった家庭科室のドアを開けると、中に居る人達の視線が一斉にこっちを向いた。


うわぁ……。

視線が痛い…。


教卓の方を向いてる教室の机とは配置が違って大きな机に四人が向かい合って座る形だけど、皆もう席に着いていて。


「早く座りなさい」


え――…。


教室内の右手側から聞こえてきた声。

顔を向けると、そこには響ちゃんが立っている。


「どうかした?」


「あ…、いえ…」


普段の響ちゃんからは想像もできないほど笑顔がなくて。

その響ちゃんの前を通って空いてる席に進むと、こそこそ声が聞こえた。