確かに、お金である程度の幸せは買える。

毎日食べるものにも困っている人から見たら、贅沢な悩みかもしれない。

それでも、私は好きな仕事をして、好きな人と一緒になりたかった。

裕福な暮らしを捨ててでも、そのほうがいい。

しかし、それは許されない夢。

いま着ている、パステルカラーのワンピースだって、こんな服は自分なら決して選ばない。

パステルカラーなんて、他のどんな色にでも簡単に塗り替えられてしまう…だから嫌いなのだろう。

今までは親の言いなりで、これからは、自分の意思より男を立てる女で居ることになるのか。

それに、子供は産みたくない、なんてことも許されないだろう。

私の人生って…?