「それで?運命の人とやらには出会えたの?」
奈子がストローでいちごミルクを混ぜながら言った。
「ダメだったぁぁ。やっぱりあれは思い出の一コマにすぎないのかな」
奈子と会うのは卒業式ぶり。
メイクもヘアアレンジも、全てが大人っぽい。
「でも肝心な名前覚えてないんでしょ?」
「そうなんだよね。それだけの関係だったってことなのかな」
懐かしい夢を見たということは頻繁に話しているけど、名前も知らない彼に片想いしてるということは流石に言えていない。
結婚課に来て、片想いしている相手がいます。なのであなたと付き合うことは出来ませんなんて失礼すぎる。
バカな私でも分かる。とんでもなく失礼だ。
「でもさ、もしあれ、結婚?することになったらどうするの?」
「……それが、運命ってことだよね」
「百笑はそれでいいの?」
よくない、よくないよ。
だってもう10年も片想いしてる。
ずっとその人のこと思い出して、どんな人になってるのかなって考えてる。
もちろん今も。
「その人がいいって顔してる」
「うぅ」
やっぱり帰ったら話そうかな。
それで、ペアを解消……。
したくないなんて、図々しいな。
その人と付き合いたいのに、楽くんとは離れたくないなんて。どうかしてるよ、私。
「やば、もう外暗いじゃん」
奈子の言葉に外を見ると真っ暗だった。
やばい、帰らないと門限過ぎちゃう。
「送ろうか?」
「いいよ、大丈夫。奈子のが可愛いんだから、気をつけて帰ってね」
「百笑のが可愛いから、ほんと気を付けてね」
またねとハグをして、お互いに背中を向けて歩いた。
奈子がストローでいちごミルクを混ぜながら言った。
「ダメだったぁぁ。やっぱりあれは思い出の一コマにすぎないのかな」
奈子と会うのは卒業式ぶり。
メイクもヘアアレンジも、全てが大人っぽい。
「でも肝心な名前覚えてないんでしょ?」
「そうなんだよね。それだけの関係だったってことなのかな」
懐かしい夢を見たということは頻繁に話しているけど、名前も知らない彼に片想いしてるということは流石に言えていない。
結婚課に来て、片想いしている相手がいます。なのであなたと付き合うことは出来ませんなんて失礼すぎる。
バカな私でも分かる。とんでもなく失礼だ。
「でもさ、もしあれ、結婚?することになったらどうするの?」
「……それが、運命ってことだよね」
「百笑はそれでいいの?」
よくない、よくないよ。
だってもう10年も片想いしてる。
ずっとその人のこと思い出して、どんな人になってるのかなって考えてる。
もちろん今も。
「その人がいいって顔してる」
「うぅ」
やっぱり帰ったら話そうかな。
それで、ペアを解消……。
したくないなんて、図々しいな。
その人と付き合いたいのに、楽くんとは離れたくないなんて。どうかしてるよ、私。
「やば、もう外暗いじゃん」
奈子の言葉に外を見ると真っ暗だった。
やばい、帰らないと門限過ぎちゃう。
「送ろうか?」
「いいよ、大丈夫。奈子のが可愛いんだから、気をつけて帰ってね」
「百笑のが可愛いから、ほんと気を付けてね」
またねとハグをして、お互いに背中を向けて歩いた。



