RYOさんは困ったような視線を私に注ぐ。
そしてゆっくり口を開いた。
「人にはそれぞれ物差しってあるから。アヤちゃんはアヤちゃんの物差しでしか世の中を計れない。それはまだ君が若くて経験が浅いから仕方ないことなんだけど、アヤちゃんの物差しがすべてではないよ。ある面は正しく計れる。でもある面は正しく計れない。確かに世間一般から見ればマコは恵まれている。でもね、世間一般から見えるとこが彼のすべてではないから。見えないところが彼の本質だったりもする。見えるものがすべてではないってこと」
見えるものがすべてではない…。
私はランのことを想っていた。
こんなに近くにいたのに、私はランのことをわかっていなかった。
私の目に映っていたものだけが真実だと考えることはまちがっているのかもしれない。
そしてゆっくり口を開いた。
「人にはそれぞれ物差しってあるから。アヤちゃんはアヤちゃんの物差しでしか世の中を計れない。それはまだ君が若くて経験が浅いから仕方ないことなんだけど、アヤちゃんの物差しがすべてではないよ。ある面は正しく計れる。でもある面は正しく計れない。確かに世間一般から見ればマコは恵まれている。でもね、世間一般から見えるとこが彼のすべてではないから。見えないところが彼の本質だったりもする。見えるものがすべてではないってこと」
見えるものがすべてではない…。
私はランのことを想っていた。
こんなに近くにいたのに、私はランのことをわかっていなかった。
私の目に映っていたものだけが真実だと考えることはまちがっているのかもしれない。


