「あの…麻生くんは?」



私はあくまでも麻生くんのガールフレンドとして振舞う。

Rの正体を探ろうとしているだなんて匂わせたりはしない。



「あれっきり部屋にこもってしまって…」

「学校もずっと来てませんよね」

「それどころか口も聞いてくれなくて、あの子…。本当にどうしちゃったのかしら」