【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~

「あらあ、そんなことないわよ」

お母さん、肉を追加しに現れた。

ありがとう。

お母さんだけだよ、私をフォローしてくれるのは。

「えらいのよ、アヤは。美容院代もかからないし、おしゃれ代もかからないし。ものすごく経済的なんだから!」

ピキピキピキッ。


違います。

お母さん、それフォローじゃないですから。

あなた、娘を完全にバカにしてるでしょ。



私の心の声を除けば、久しぶりに盛り上がった夕食となった。

ランは華があるんだよね。

おしゃべりも上手だし、空気読みのも得意。

私にはないもの、みんな持ってるんだよね。