【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~

「あら、ランちゃんいらっしゃい」

「おばさん、おじゃましまーす」

興奮さめやまないランはそのまま私の家についてきた。



「だって、うちに帰っても一人だしさ」

ランは一人っ子。

そして両親は共働き。

「今日は誰かと一緒にいたい気分なんだよね」



「よかったら夕飯食べていかない」

「えー、いいんですか」

「お母さんには私から電話しておくから」

うちのお母さんにとってランは姪っ子だからね。

昔はしょっちゅうご飯食べに来ていた。

最近はそれもなくなっていたから、お母さん的にはかなり嬉しいらしい。

しかも、ランって大人の前ではめちゃくちゃいい子だし。

その社交性、半分譲ってほしいくらい。