【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~

そして私の肩を抱いていたRYOさんの手がゆっくりと鎖骨を這い、セーラー服の胸元から中に滑り込む。

「や…」

逃げようとしているのに声が出なかった。

こんなにも体は震えているのに、私は抵抗ができない。

RYOさんの指先が小さなふくらみをなぞろうしたとき…。

私はようやく気がついた。

鏡の中の私の瞳からぽろりと涙が零れ落ちたことに。



「やだな、アヤちゃん。冗談だよ、冗談」




RYOさんは私から体を離していた。

その顔はいつものやさしいRYOさんで、わけがわからない。


「ちょっと試しただけ」

「試すって…」

「ごめんね。君がどんな反応をするか試してみたかったんだ」