夕食を食べ終え、オレ達はテレビをぼんやりと眺めていた。

『あ。プリンあるわ。』

冷蔵庫に入っているシオリの差し入れのプリンを、テーブルに持ってきて食べ始めた。

プリンを食べながら、中身のない会話を楽しんだ。

しばらくして、時刻は21時を回った。

『どうする?先にフロ入る?後?』

『先ー。』

『はいよー。その間に皿洗いしようかな。皿、かぴかぴになったら嫌だし。』

お互いに入浴を済ませ、一通り家事を終えた。

その後もだらだらと雑談をしながら、再びテレビを眺めていた。

ふと時計を見た。

23時を過ぎている。

『そろそろ寝ようか。』

『そだね。』

尋ねると、シオリは軽く首を縦に振った。

客人用の布団もあるにはあるが、当然、オレがいつも寝ている布団に2人で入った。

消灯した。

暗闇の中、1cmの距離差もないオレ達。

『やっぱちょっと狭いな。』

『…嫌なの?』

『まさか。』

そしてこの後は…!

夜はまだ終わらない。