春風、漫ろに舞う

「ああいうのは、やりたい人だけがやればいいと思うんだよね。」


「私もそう思う。
しかもさ、行事の時だけクラス皆で頑張ろ!とか言ってる女キモくない?
普段は陰口言ってるくせに。」


「それめちゃくちゃ分かる〜。
薄っぺらいんだよねえ、なんか。」


「勝手にお前らの青春ごっこに、人のこと付き合わせてるのキツすぎ。」



李月と愚痴を言い合ってたら。
昼休みはいつの間にか終わっていた。




「…ふわぁ…。」



さっきからずっと。
欠伸を噛み殺していたけど、我慢しきれずに出てしまった。


眠いなあ。疲れた。
早く帰りたいなあ…。

昨日から今日にかけて色々あった。
思い出すとまだ怖くて体が震えそうになるけど、一条さんともお付き合いできて。
怖かったのに、一気に嬉しい気持ちが勝って顔が緩みそうになる。