春風、漫ろに舞う

なんて悶々と考えながら、お風呂を上がると。
洗面所には、洋服屋の紙袋が置いてあった。



「…すご、ピッタリだ…。」



袋の中に入ってた下着はサイズぴったりで。
しかもデザインが可愛い。
淡い水色のリボンがついている。

こんなの、自分じゃ買わない。
こんな可愛いの…わたしには似合わないのに。


下着以外にも、ブレザーの中に着るブラウスも入っていた。
うちの学校は、式典以外の時にブラウスの規定はないからこれも着させてもらおう。



「一条さん?」



お風呂から上がって、リビングに戻っても一条さんの姿は見えなかった。


奥の部屋の方で電話をしているようで、話し声が少し聞こえてくる。