春風、漫ろに舞う

「タオルはここにあるやつ使え。
着替えは…お前が入っている間に用意しておく。」


「…すみません、お借りします。」


「ああ、ゆっくりな。」



お風呂まで借りることになるなんて…。
なんだか申し訳ない気持ちを抱えつつ、お風呂場へ足を踏み入れると。



「うわ…。ひろ…。」



家のお風呂よりも広い。
掃除も行き渡っていて、ピカピカだ。
シャワーも家のやつより、気持ちいい。


シャンプー…これ使っていいのかな?
1つしか無いみたいだし…。



「……疲れた…。」



ゆっくり足を伸ばして肩まで使っても、まだゆとりがある湯船に浸かる。


なんだか一気に疲れがどっと出てきた。
もう今日学校行くの辞めようかな…。
テストとかも特になかったよね。
そろそろ、学園祭の準備とかも始まるんだっけ…?
わたし居なくてもいい気がする。