春風、漫ろに舞う

車の中で、お互いに今日あった出来事を話す。
藤雅は、今日の仕事の話を。
わたしはさっきのライブのこと。

お互い話せる範囲でいいから伝え合うのが日課で。
わたしが知らない藤雅を知ることが出来る。



「みてみて、これ。
チェキ撮ってもらったのアイドルと。」


「今日も可愛い。」


「ありがと。」



センターの子と撮ったチェキでも。
わたし以外の女を褒めるどころか見ようともしない。

そんな藤雅が愛しい。