「…っ…!」
「おっと…。」
芽来の家の前に車を停めて。
降りた途端、芽来が抱きついてきた。
ひんやりと冷えたその体は、風呂上がりからずっと外で待っていた事を物語っていた。
髪も濡れたままで、冷たくなってる。
「暖かくしてろって言っただろ…?」
「…会いたかったの…。」
「親御さんには話したのか?」
ふるふると首を横に振る芽来。
話すように促したかったが、俺から離れる気は無いようで俺の服は掴んだまま。
このままじゃ風邪をひきかねないから、上着を芽来にかけて、名残惜しいが芽来を車に乗せた。
「めぐー?
そろそろ部屋戻りなさい、風邪ひくよ……って、あれ?藤雅くん?」
「夜分遅くに失礼致します。」
玄関のチャイムを鳴らそうとした時。
芽来の母親が、ブランケットを片手に出てきたからこれはタイミングが良い。
俺を見て何かを察した母親は、困ったように笑った。
「ごめんなさい。
めぐったら、貴方を待ってたんだね。」
「電話が来たので。
彼女、泣いていたので何かあったんだろうと俺が勝手に来ただけです。」
「……そう。
ありがとう、あの子を大事に思ってくれて。
これ、めぐにかけてあげて。」
「お借りします。
お母様、芽来さんは…。」
「分かってる。言わなくても。
あの子、またやったんでしょ?」
俺が何を言おうとしてるのか。
分かった様子で、母親は悲しそうに目を伏せた。
「おっと…。」
芽来の家の前に車を停めて。
降りた途端、芽来が抱きついてきた。
ひんやりと冷えたその体は、風呂上がりからずっと外で待っていた事を物語っていた。
髪も濡れたままで、冷たくなってる。
「暖かくしてろって言っただろ…?」
「…会いたかったの…。」
「親御さんには話したのか?」
ふるふると首を横に振る芽来。
話すように促したかったが、俺から離れる気は無いようで俺の服は掴んだまま。
このままじゃ風邪をひきかねないから、上着を芽来にかけて、名残惜しいが芽来を車に乗せた。
「めぐー?
そろそろ部屋戻りなさい、風邪ひくよ……って、あれ?藤雅くん?」
「夜分遅くに失礼致します。」
玄関のチャイムを鳴らそうとした時。
芽来の母親が、ブランケットを片手に出てきたからこれはタイミングが良い。
俺を見て何かを察した母親は、困ったように笑った。
「ごめんなさい。
めぐったら、貴方を待ってたんだね。」
「電話が来たので。
彼女、泣いていたので何かあったんだろうと俺が勝手に来ただけです。」
「……そう。
ありがとう、あの子を大事に思ってくれて。
これ、めぐにかけてあげて。」
「お借りします。
お母様、芽来さんは…。」
「分かってる。言わなくても。
あの子、またやったんでしょ?」
俺が何を言おうとしてるのか。
分かった様子で、母親は悲しそうに目を伏せた。


