春風、漫ろに舞う

「まあ、それは後々考えるとして。
今はここ1ヶ月の予定だよね。
9月は、なにかある?」


「特に大きなイベントは無いよ。
しいて言うなら、隣の県で紅葉祭りがある。
まだエントリー期間じゃないから、もし行くなら僕がやっておくけど。」


「隣の県かあ…。
電車でどのくらい?」


「2時間あれば行ける。」


「2時間か…。
出来たら土曜日がいいね。
日曜日に往復4時間の大移動はしんどいんじゃない?
月曜日から学校行くの。」



スマホでルート検索をする。


最短でも、1時間45分。
ほぼ2時間かかるのは確定だね。
わたしは特に荷物ないけど、他のメンバーは楽器も持って行かなきゃいけないし…。
彪はスティックくらいだろうけど。
荷物もって、それだけ移動するのは大変だろうし…。



「それはある。
少し、無謀かもしれない。」


「それは見送ろう。
ぽつぽつとライブハウスでライブ重ねていけたらいいかな。」


「分かった。
予約取れそうなところは予約する。」


「ありがと、お願いね。」



食事後に運ばれてきたドリンクを啜る。


外国のやつなのかよく分からなくて、適当に頼んだけど炭酸だったみたい。
しゅわしゅわしてて美味しい。
外国っぽい、独特な甘さが残る。