「……やっぱりいい香り。」
この部屋全体に、藤雅の香りがする。
落ち着く…。
ソファに横になって、クッションを抱き締めれば藤雅の香水の香りが鼻孔をくすぐる。
早く、帰ってこないかな。
なんだか寂しくなってきちゃった。
「…お茶でも、飲もうかな。」
何かをしてないと寂しくなってしまう。
藤雅が、わたしの為に買っておいてくれたココアの粉末をピンクのカップに入れる。
お揃いで買ったカップ。
藤雅は水色で、くっつけるとハートの模様が出来上がる。
ベタなやつだけど、嬉しくて。
お揃いなんて興味なかったのに、藤雅とお揃いだと思うとそれだけでわくわくする。
「…ん、美味しい。」
予めクーラーで冷やされていた部屋で飲む、あったかいココア。
なんだか悪いことをしてる気持ちになる。
何気なく窓から外を眺めると。
もう夕方になると言うのにジリジリと太陽が照らしていて。
そういえば、今朝のニュースで今日は酷暑になるって言ってたっけ。
だからか、歩いてる時に陽炎がゆらゆらしているのが見えたのは。
この部屋全体に、藤雅の香りがする。
落ち着く…。
ソファに横になって、クッションを抱き締めれば藤雅の香水の香りが鼻孔をくすぐる。
早く、帰ってこないかな。
なんだか寂しくなってきちゃった。
「…お茶でも、飲もうかな。」
何かをしてないと寂しくなってしまう。
藤雅が、わたしの為に買っておいてくれたココアの粉末をピンクのカップに入れる。
お揃いで買ったカップ。
藤雅は水色で、くっつけるとハートの模様が出来上がる。
ベタなやつだけど、嬉しくて。
お揃いなんて興味なかったのに、藤雅とお揃いだと思うとそれだけでわくわくする。
「…ん、美味しい。」
予めクーラーで冷やされていた部屋で飲む、あったかいココア。
なんだか悪いことをしてる気持ちになる。
何気なく窓から外を眺めると。
もう夕方になると言うのにジリジリと太陽が照らしていて。
そういえば、今朝のニュースで今日は酷暑になるって言ってたっけ。
だからか、歩いてる時に陽炎がゆらゆらしているのが見えたのは。