どうやったら、結城くんに分かってもらえるのか、その答えを見つけるために唸っていると…


結城くんは私を「…分かった」という一言で止めた。


「だから……もう…」


何を思ったのか、この時顔を逸らした結城くんが無性に可愛く見えてしまって……


私は深く考えもせず、


「好き…」


なんて呟いてしまった。


「は?」


「え?」


待って待って、、私なにを……


確かに、初めて会った時から思ってはいたけど!今日だって、冷たくても好き!つて思ったけど!


でも本人に今言っちゃう!?


「無理」


「え?振られた?」


「振った」


え、、……っと、


「呼ばれてるんだろ、俺戻るから」


いや、待って、ここで頷いたら…結城くん帰っちゃうよね…


さすがに、これで初恋を終わらせるのは嫌だよ


嫌われても…いいから…