さっきこっちゃんに歩のことについて相談をしてきた。こっちゃんは静かにじっと私の話を聞いてくれた。やはり出た結論は歩とちゃんと話すこと。

こっちゃんには少しパートナーとのノロケ話もされたけど、上手くいってていいな…。

このままだと私も歩といづらいしちゃんと向き合って本音を伝えて欲しい。そして伝えたい。

ふぅ。緊張するけど自分の気持ちを伝えないことにはまず始まらないよね。

そんなことを思っているといつもより早く歩が帰ってきた。

「千鶴!今日は千鶴の手料理食べてみたいな…!」

ほんのちょっとその言葉が嬉しかったのは置いておいて歩に話があると告げた。

私と歩はとりあえずテーブルに座った。

勇気を持って話さなきゃ。

「あのさ」

その言葉は歩の言葉と被さった。

「言われることはもうわかってる。だから自分から言うよ。」

以前ちは違う優しくて安心感のある声と喋り方。そんな彼から出た次の言葉は思いもしなかった衝撃のことだった。