千鶴を避け始めてから結構たった。

千鶴を避け始めた原因は俺が千鶴の迷惑になってるんだとわかったから。

それに元々避けてきたのはあっちだ。

千鶴のことが好きだけどこれ以上いたらさらに迷惑になって嫌われるんじゃないかと思って千鶴を避けた。

誰かに相談したかったが俺の友達は人数は多いがこんなに大切な相談ができる人がいなかった。

それにしても、千鶴を避け続けることはつらかった。

いつも話すだけで幸せだった人をあえて遠くに置き関わらなくした。俺が千鶴を避け始めてから千鶴がしょげている気がしたがきっと気のせいだ。

そう信じて、嫌われてると思って避けてきたのに俺と話を先にしたがったのは千鶴だった。

食堂から帰ってきた所を止められこう言われた。

「私ね…きっと歩のことが好きになってしまったの。」

え……?俺が大好きな人で俺を嫌っていると思っていた世界一大事な人が……俺をすき?

千鶴はまっかな顔でそれだけ言ってどこかへ行ってしまった。

俺は固まった。あれ、千鶴、さっきなんて言った……?え、俺が好き?

千鶴が俺のことを好き。そう頭ではっきり理解した。

嘘だろ……。俺千鶴が俺のこと好きになってくれたのにずっとキツい態度をとって避けてたってことか……!?

それはまずい。千鶴にちゃんと謝ってもう1回「好きだよ」って伝えねぇと。

そう考えて俺は千鶴をリビングに呼び出した。