パーティー以来、斗真さんは寝室で同じベッドで眠るようになった。

私は斗真さんと体を重ねることになってもいいと思っていたけど、彼は私に触れてくることは一度もなく、いつもすんなり眠りにつく。

こっちはドキドキしてなかなか眠れないというのに。

しかも今日に関しては『脱ぐとすごい』なんて発言をした手前、いつもより余計にそわそわしてしまう。

なんだか誘っているみたいな言い方しちゃった……

だけど、今夜もいつも通り隣に横になると、斗真さんは「おやすみ」と反対側を向いた。

何かが起こることを期待した私は欲求不満なのかな。

思春期の男子学生?恥ずかしすぎる。

だけど、斗真さんには彼女がいるんだから、私とそういう行為をしないのは当然だよね……

切なくなりながら、斗真さんの背中を見つめたまま「おやすみなさい」と返事をした。