しばらく参列者とかわるがわる会話をしているうちに、なぜか会場内の賑わう声がだんだん遠くに聞こえる感覚に陥った。
どうしたんだろう。うまく頭が回らない。
「やあ、斗真くん」
声をかけてきた男性の元へ斗真さんとともに歩きながら、急に景色がぐにゃりと歪んで足元がふらついた。
「瑞穂!」
バランスを失って傾いた体は、斗真さんの腕に抱き止められた。
「大丈夫か?」
「は、はい、大丈夫です」
うまく体に力が入らず、今どういう状況なのかもよくわからない。
急に体が宙に浮いたと思ったら、斗真さんが私を横抱きにして持ち上げていた。
「ひゃっ」
思わず声が漏れ、周りのご婦人方から黄色い声が上がる。
「体調が悪いんだろう。無理するな」
体調?言われてみればだるいような気もするけど……
戸惑う私を気にする様子もなく、斗真さんはすたすたと歩き出す。
「あのっ大丈夫ですからっおろしてくださいっ」
意識がはっきりしてきて、恥ずかしさのあまりジタバタするけど、斗真さんはおろしてはくれない。
周囲の温かすぎる視線が痛い。なんなのこの状況は。
駆け寄ってきた春海さんに、斗真さんは医師を呼ぶように指示した。
え?お医者様?
「そこまでしてもらうほどじゃないですっ」
「何かあったらどうするんだ」
珍しく強い口調に、言葉が出てこなくなる。
どうしたんだろう。うまく頭が回らない。
「やあ、斗真くん」
声をかけてきた男性の元へ斗真さんとともに歩きながら、急に景色がぐにゃりと歪んで足元がふらついた。
「瑞穂!」
バランスを失って傾いた体は、斗真さんの腕に抱き止められた。
「大丈夫か?」
「は、はい、大丈夫です」
うまく体に力が入らず、今どういう状況なのかもよくわからない。
急に体が宙に浮いたと思ったら、斗真さんが私を横抱きにして持ち上げていた。
「ひゃっ」
思わず声が漏れ、周りのご婦人方から黄色い声が上がる。
「体調が悪いんだろう。無理するな」
体調?言われてみればだるいような気もするけど……
戸惑う私を気にする様子もなく、斗真さんはすたすたと歩き出す。
「あのっ大丈夫ですからっおろしてくださいっ」
意識がはっきりしてきて、恥ずかしさのあまりジタバタするけど、斗真さんはおろしてはくれない。
周囲の温かすぎる視線が痛い。なんなのこの状況は。
駆け寄ってきた春海さんに、斗真さんは医師を呼ぶように指示した。
え?お医者様?
「そこまでしてもらうほどじゃないですっ」
「何かあったらどうするんだ」
珍しく強い口調に、言葉が出てこなくなる。



