「ねえ瑞穂ちゃん、本当に結婚相手がこんな無愛想な兄貴でいいの?」
和やかな談笑の途中、斗真さんの弟の幸斗さんが身を乗り出して私に問う。
「おい、幸斗。瑞穂さんに失礼なことを言うな」
義父が非難するも、幸斗さんはケロッとしている。
「だって気になるよ。普通に考えたら政略結婚なんて嫌だろうし」
幸斗さんはどちらかと言えば義父似だから、あまり斗真さんとは似ていないけど、三白眼の目だけは斗真さんと同じ雰囲気を持っている。
その目でじっと見つめると思わずドキッとする。
「……私は斗真さんを慕っていましたから、結婚が決まって嬉しかったですよ」
二年間という期限をつけられるまでは本当にそう思っていたのだから、素直に答えて微笑んだ。
「そっかあ。それならいいんだどさ」
幸斗さんは人懐っこく笑い、お猪口を口に傾ける。
今まで幸斗さんと会ったのは多分一度きりで、それも軽く挨拶した程度だ。
これからは親戚になるのだから顔を合わせる機会も増えるだろうけれど、話しやすそうな人でほっとした。
和やかな談笑の途中、斗真さんの弟の幸斗さんが身を乗り出して私に問う。
「おい、幸斗。瑞穂さんに失礼なことを言うな」
義父が非難するも、幸斗さんはケロッとしている。
「だって気になるよ。普通に考えたら政略結婚なんて嫌だろうし」
幸斗さんはどちらかと言えば義父似だから、あまり斗真さんとは似ていないけど、三白眼の目だけは斗真さんと同じ雰囲気を持っている。
その目でじっと見つめると思わずドキッとする。
「……私は斗真さんを慕っていましたから、結婚が決まって嬉しかったですよ」
二年間という期限をつけられるまでは本当にそう思っていたのだから、素直に答えて微笑んだ。
「そっかあ。それならいいんだどさ」
幸斗さんは人懐っこく笑い、お猪口を口に傾ける。
今まで幸斗さんと会ったのは多分一度きりで、それも軽く挨拶した程度だ。
これからは親戚になるのだから顔を合わせる機会も増えるだろうけれど、話しやすそうな人でほっとした。



