わたしの部屋、 は たくさんのお人形さんも レースのかかったカーテンも ましてや大好きな人の写真立てがあるわけでも ない ただ 朝から夕まで変わらない灯りと 訪ねてくる白い人たち 変わらない日々と食事、 生きるという透明な液体、 の ビンのなかに入れられて、 ゆっくりと濁り、捨てられる わたし