その様子を見て、ルーシアとメイファンは
「やっぱり間違いなかったわね、、」
「ええ、でもわたくし達はそうはならなかったわ。リチャード様のおかげでね」と、口々に語り合うとルシウスが「2人とも話してくれてありがとう。凄く怖かった事であろう。俺達なら大丈夫だ、共に力を尽くそう」その言葉で皆力強く頷いた。

わたくし達が力を合わせればきっと大丈夫。
魔王になんか、誰1人食べさせてたまるものですか!と、リコットも心を決めたのだった。

それから、部屋をノックする音と共にリアムが現れ「本、回収に来ましたぁ〜!この本お読みになったんですよね〜?私は自分の結婚式で拝見しました。あの、辺境伯に嫁いでいたらどうなっていたかとゾッと致しましたわ。歴史を変える所だったかもしれません!笑 アレ?皆様どうされましたか?そんな重苦しい顔しちゃって、、、」と、場違いな程、明るく登場し、あっという間に帰って行った、、、。

いつでもどんな時でも飄々と明るいリアムに
皆元気づけられたのであった。
本人に自覚はないが。笑