「帰らなくていいのか?」


父がロウに聞く


「かえれない、、、いえ、おいだされたから」


「「「追い出されたぁ?」」」


俺たちは声を上げた


その声に驚いたのか、ロウがびくついた


「追い出されたって誰に!?」


「えっと…おやとか、リーダーとかに…………」


声がだんだん泣きそうになっていた


両親にこれ以上効かない方がいいとアイコンタクトを交わす


「ロウ君好きなだけ泊まっていきなさい」


父がロウに優しく声をかけるとロウの表情がパァっと明るくなった


「あ、ありがとう!」


喜ぶロウが犬に見える、、かわいい


「さっ!ご飯食べましょう!」


母が通気を変えた


聞きたいことは山ほどあるが…今は取り合えず腹ごしらえだ