「うん、似合ってんじゃん」


俺の服は少しロウにはデカかったみたいだけど、大丈夫そうだ


「いいにおい」


服の袖の匂いを嗅ぐロウの顔はすごく綺麗だった


まつ毛なが…


「ご飯できたわよ〜?」


「ロウ、行こうぜ」


俺はロウの手をひきリビングへと向かう


「なんか豪華じゃね?」


夕飯がすげぇ豪華だった、今日なんかあったっけ?


「だって蓮が高校生になって初めて家に友達を連れてきたのよ!張り切っちゃった」


まぁ楽しそうだからいっか


「ロウ君なにか苦手なものある?」


「ちょことたまねぎとぶどうはたべちゃだめだって」


「あら、アレルギー?」


「たべたらしんじゃうんだって」


死?!確かにアレルギーだったら死ぬか…


「ただいまー」


「お父さん帰ってきたみたい」


お父さんとゆう言葉にロウが少し反応したと思うと、俺の背後に隠れた


「ロウどうした?」


「ぼく、おこられる?むれのやつじゃないから…」


俺はロウの顔を掴み安心させるようにフッと笑った


「大丈夫だよ、父さんは優しいから」


父さんに駆け寄りロウを紹介する


「友達なのはわかったけど、親御さんには連絡したのか?ご飯食べてくなら連絡した方がいいんじゃないか?」


「そうだな、ロウ家の電話番号わかるか?」


「でんわ?わかんない」


「家はどこにあるんだ?」


「えっと…やまのなか?」


質問するたびにロウの声と気が小さくなっていった


なにか言いにくいことでもあるのだろうか