ロウsaid


確かにいた、匂いだって間違えるわけがない


僕は屋上に出た


「にいさん!」


柵の上に兄さんが立っていた


「久しぶりだな、ロウ」


「なんでここに…」


兄さんは柵から飛び降りこちらに歩いてきた


「お前の人間語方ことすぎw、狼語(こっち)」で話そうぜ?」


「何しにきたの?僕になんのよう?」


「まぁ一様伝えておこうと思って、俺群れのリーダーになったから」


自慢げに話す兄さんだったが正直どうでもよかった


「僕には関係ないでしょ、もう群れからは抜けたんだから」


「そんな冷たいこと言うなって」


兄さんは僕の肩を抱き寄せた


「なぁ群れに戻ってこないか?」


ドン


僕は兄さんを押し飛ばした


「なんなんだよ今更!僕を追い出したのは兄さんだろ!」


「だからだよ、俺が追い出しちまったからこうして迎えにきてやったんだろ?」


なんでこんなにヘラヘラしてられるんだよ


僕は兄さんのせいで…


「何が目的なの、僕をどうしたいの!自分のそばに置いて優越感にでも浸る気!?それともサンドバックにでもするの?!」


兄さんは天を仰ぐように笑った


「あ〜あながち間違っちゃいねぇな」


兄さんは僕に近づき目の前に来た、、顔がすぐそこにある


「始まるんだよ、地球(俺たち)の復讐劇が」


兄さんはフッと笑った