「おぉぉぉぉ!!!!!」


「ロウ!勝手に動くな」


イオンに着いた瞬間ロウは走り出た


「お前は絶対に迷子になるから、俺から離れんなよ?」


「うん!」


途中ぬいぐるみの店の前でロウが止まった


「ん?なんか欲しいもんあった?」


ロウはオオカミのぬいぐるみを見ていた


「仲間だ」


「これはぬいぐるみ、もふもふだぞ〜」


ロウは俺からぬいぐるみを取った


「本物はもっともふもふでサラサラでかっこいいもん」


ロウはぬいぐるみを抱きしめてムッとして表情になった


「なんで拗ねてんだよ」


「べーつにー」


そういえばロウの髪ってオオカミの毛に似てる


かっこいいな〜


「なぁロウは次は…」


ロウは突然遠くを見た


その目は光っていた


「ロウ…?」


「ごめんれん、ちょっといってくる」


「いくってどこに…!」


俺の言葉を最後まで聞かずロウはものすごいスピードで走っていってしまった


「っ!はっや!」


俺は全力でロウを追いかけた