「腹減った〜」


学校が終わり、俺は通学路を帰っていた


道の角を曲がると、突然顔に煙がかかってきた


「ゲホッゲホッ、っなんだよ!」


顔を向けるとなじ学校の制服を着たやつがタバコを吸っていた


体格から察するにおそらく先輩だろう


これは逃げた方が良さそうだ


「テメェ!待ちやがれ!!」


ごつい手が逃げ用ろうとする俺の肩を掴み、後ろへと押し倒す


「ちょっなにするんだよ!!」


吸っていた1人が俺に馬乗りになり俺の頬をペチペチと叩いた


「お前同じ学校だよな、チクったらどうなるかわかってんだろうな!!」


本当に今日はついてない


最悪な一日だ


落ち込んでいられたのも束の間


男が拳を振り上げた


もしかしてこれ、殴られるやつじゃね!


「まって!待って!い、言わない!誰にも言わないから!!、暴力はやめましょう!!!」


「こっちの方が確実だろ?」


男はニヤリと笑うと拳を振り落とした