俺は2本の歯ブラシに歯磨き粉をつけて、1本をロウに渡す


「こうやるんだぞ」


歯ブラシを口の中に入れシャカシャカと磨いてみせた


ロウは恐る恐る歯ブラシを口の中に入れた


するとロウは固まった


「ロウどうs…」


「かっらーーい!!」


ロウは歯ブラシを落とし洗面台の水を飲み始めた


「あー!飲んじゃダメ!!ぺ!ペーしな!」


あ、ミントのやつ使ってた


はじめてには辛いよな


「ごめん辛かったな、他になんかあるかな〜あ、いちご味は?」


「いちご?いちごすきだよ」


「じゃぁこれな、」


俺はいちごの歯磨き粉をつけてもう一度ロウに渡した


しかしロウは受け取らなかった


「からいのやだ」


「これ辛くないやつだから、いちごの味するんだぞ〜」


「ほんとに?」


ロウは半信半疑で口の中へと入れる


「!ほんほは!ひひほのはひ!(ほんとだいちごのあじ!)」


「わかったから、やりながら喋るなよw」


ごくん


「え?ロウ!?」


「な、なに?」


「飲んじゃったの!?」


「うん、え!だめなの…」


「ダメだよ!!」


こいつマジで赤ちゃんじゃん