「一緒に帰ろうぜ〜」
「わ、砥亜かよ、www」「言い方ひど〜w」
今日は雨だ。ラッキーなことに折りたたみ傘があった。入れっぱなだけだけど、、
「雨、強くなってね?」
「大丈夫っしょ」
そんな予想をよそに会話が聞こえなくなるぐらい雨が強くなってきた。友達と別れて、
1人帰路に着くと傘をさしていない子がいた。
声をかけようとした瞬間雷が落ちた。
俺はその瞬間のことを忘れない。目の前が美しかった。目を奪われた。

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今日は席替え。昨日から待ちきれなかった。
くじの番号は7番何だか運がいい数字だ。
席につくなりソワソワしていた。あの子は何番だろうか、どこに座るのだろうか。
彼女がため息を吐きながら隣に座った。
心臓はバクバク、嬉しかった。横目で見る景色が美しく尊いものだった。ここまでの感情を持つことが初めてで、自分でも恥ずかしくなった。
「え、ため息つくほど俺のこと嫌?w」
俺のバカ!もっとクールに話しかけられなかったのかよ!!