真由「じゃあここで!」



美月「んじゃ明日ね!」



真由「お疲れ様です!」





真由みたく

可愛い女だったら

いつか

振り向いて

くれるのかな。





……着信……駿…





美月「何かあった??」



駿「仕事で帰れないから明日無理かも!」



美月「ああ…分かったー全然大丈夫」



駿「んじゃ仕事戻るからまた連絡するわ」



美月「うん…」





……ツーツーツー…





記念日なんか

今更期待しなくなった。

祝った事なんか

なんだかんだで

この半年間

一度も無いし。

可愛いげの無い女に

なっていく

強がりな言葉だけ

喉から出る

どうして一言

寂しいと

言えないんだろう。