切っても切れない関係

傷痕を見られたと察した紅葉は


「もう!ノックくらいしてよね!」


と、取り繕うように言うと
慌てて服を羽織った。


目を見開いて黙り込んでる俺が


ソレを見て思い出して
責任感じたとか、傷ついたとか
色々と勘違いしたらしく


必死になって弁解してた。


「これはもう時期消えるから
気にしないで。」

と、何度も何度もリピートしてた。


俺は自分が自分で
いられなくなりそうだったから
黙ったまま部屋から飛び出した。


俺はあの傷痕を見て欲情してしまったんだ