私を見つめる、危険な赤い瞳。



数分すると、霧斗くんが戻ってきて、


「ん、これ履きな。」


「これ、」


渡された服は上下の女物。


彼女さんの?
それより!彼女さんいるなら私ここいちゃダメじゃない?


「誰のですか?彼女さんのだったら申し訳ないですし、ここにいるのも…」


「ん?彼女なんかいないぞ?」


「じゃ、じゃあ…」