私の通うドロフィーヌ学園はもとは丘に建つ孤児院だったらしい
奥多摩村がダムに沈み丘の上の建物が残った
レンガ作りの建物が学園の校舎
全寮制そしてエステと温泉施設までついている
テストでいい成績とればなんと授業参加は自由になる
また私は普通だから普通に通うけどね
木の扉をくぐればラウンジがあって特別コース(授業料高い。)の場合そこのブースで授業できる
キャーキャー優雅なオシャレなラウンジわきを走る走る
「ヒメさまはこちらですわだいじょうぶ授業には間に合いますわ。」
えっ?…
なにここ階段下のもとはティータイムに使われていた所に部屋できてる?
しかもなんかゴスロリ女子がおで向かいしてきたんだけど?
「お初にお目にかかります。私、姫様の護衛と秘書をつとめます愛川カスミと申します。」
ひっ秘書?
チャ~ラリ、ヤバイて
道ふさがれて部屋に入れと言われてる
ブースからの興味深々の顔が怖いのでとにかく優雅なアーティークにそろえられた部屋に入った。
「またお茶の時間にお迎えにあがります。それでは。」
パタン、カチッ
鍵までかけられた
液晶画面に担任の古橋のブルドッグみたいな顔が写されている
ヘッドホンつけてないから声はきこえないけど
ここで授業受けろと?
高そうなクローゼット
机の上にはお菓子まで
VIPルームに閉じ込められた
エッととにかく荷物をおいて
白いフカフカのイスに座ってヘッドホンをつけた時にはホームルームは終わって黒板が映っていた
液晶の横に小さい液晶があって見慣れた赤髪の女性が映っていた
『あっ姫いきなりごめんね。えっと横のティディベアの鼻押してみて。』
かわいいドレス着たぬいぐるみの鼻を押す
『なんかしゃべって。』
「テキちゃんどういうこと?」
『おっ聞こえた。昴がさあ親衛隊にヒメが囲まれてるって美月からきいて心配になったみたいで。ビックリしたよねまあ安全のためだから我慢してね。』
テキちゃん、テキーラは副学園長の妹でメカを作っている。
どうやらぬいぐるみと小さい液晶は試作のメカのようだ
『一応いっとくね。犬がいるとこの扉を開くとトイレとシャワールームあるから使って。あとねダンス以外は体育とかは参加しなくていいってさ。』
犬?
「ホワンまで何でいるの?おめかしして。」
愛犬のスピッツとパピヨンのハーフがこれまた小さなイスに大きなリボン着けてねそべっていた
ぬいぐるみかと思った
横のドア開けてまたビックリ
ネコ足バスタブにシャワーおまけにツヤツヤの白いドアあけたらお花いっぱいのトイレ
落ち着いて用足せない
なんでこうなる?
たぶん学園長、お義父さんも関係してるきがする
授業受けないと大変
成績あげないとまわりが怖い。
頭抱えながら一限目の教科書をアーティークな机にだしてヘッドホンをつけた