「すみません、緋女様。お掃除に来たのですが、お邪魔でしたでしょうか?」
私が着替えをするところだったと悟ったのか申し訳なさそうに目をふせる氷麗。するとチトセが氷麗に声をかけた。
「いい機会ですし、氷麗も緋女様のお着替えのお手伝いをしませんか?」
「まぁ……それは是非!」
氷麗が嬉しそうに言う。今のままでも充分働いてくれているが、氷麗がしているのは【王宮のお仕事】であり氷麗が当初望んでいた、【緋女のお世話】ではない。最近新人メイドからメイド長になったことだし、そろそろ私のお世話も覚えてもらうと良いだろう。氷麗もやっと直接私の役に立てるのを嬉しそうにしてくれている。
チトセが軍服を見せながら氷麗に説明する。氷麗はメモ帳にメモしながら頭にも叩き込んでいるようだ。優秀だしすぐできるようになるだろう。
チトセが説明し終わり、チトセが上、氷麗が下を着替えさせるという話でまとまり、私のドレスのファスナーが外される。ドレスが脱げ、下着があらわになったところで、いきなり部屋が開いた。
チトセが私の姿を見られないように抱きしめ、扉を見やる。
「イリス……」
チトセが新人メイドの名を呟くと彼女は私とチトセを交互に見やり、顔を真っ赤にして
「し、失礼しました!!」
と部屋を出ていった。
後でノックの大切さと誤解を解かなければならない。
私が着替えをするところだったと悟ったのか申し訳なさそうに目をふせる氷麗。するとチトセが氷麗に声をかけた。
「いい機会ですし、氷麗も緋女様のお着替えのお手伝いをしませんか?」
「まぁ……それは是非!」
氷麗が嬉しそうに言う。今のままでも充分働いてくれているが、氷麗がしているのは【王宮のお仕事】であり氷麗が当初望んでいた、【緋女のお世話】ではない。最近新人メイドからメイド長になったことだし、そろそろ私のお世話も覚えてもらうと良いだろう。氷麗もやっと直接私の役に立てるのを嬉しそうにしてくれている。
チトセが軍服を見せながら氷麗に説明する。氷麗はメモ帳にメモしながら頭にも叩き込んでいるようだ。優秀だしすぐできるようになるだろう。
チトセが説明し終わり、チトセが上、氷麗が下を着替えさせるという話でまとまり、私のドレスのファスナーが外される。ドレスが脱げ、下着があらわになったところで、いきなり部屋が開いた。
チトセが私の姿を見られないように抱きしめ、扉を見やる。
「イリス……」
チトセが新人メイドの名を呟くと彼女は私とチトセを交互に見やり、顔を真っ赤にして
「し、失礼しました!!」
と部屋を出ていった。
後でノックの大切さと誤解を解かなければならない。