紅茶を飲み終わるとチトセがカップを受け取りワゴンに置く。
「おかわりは如何ですか?緋女様」
柔らかい声に甘えそうになるがこの後には朝食もあるし……今日はいつもよりウエストも締まる…。私はそう思い、断る。
「かしこまりました。では、お着替えをしましょう」
チトセがそう言って私のクローゼットを開放する。普段はここではなく隣の部屋の弟の軍服を着ているが今日はオフだからドレスになるのだ。前よりドレスが増えている。今回もワインレッドのシックなものが多く私好みで気に入った。
「こちらは如何ですか?わたくしが仕立て屋に頼んだもので御座います。緋女様にきっとお似合いですよ」
チトセが手にとったのは腰元にレースがたくさんついてまるで薔薇のようになっているドレス。あまり装飾を好まない私だがそのドレスはオシャレで気に入った。
「それかわいい。それにするわ」
私がそう言うとチトセがいつもの顔をすこし崩し安堵感をにじませてから、ニコッと笑い直す。
「気に入って頂けて嬉しい限りで御座います。では、失礼致します」
チトセがドレスと私の肌着と下着を用意し私の部屋着に手をかける。手際よくボタンが外されていき下着が露わになる。そのまま下着が外され、着替えが進む。
ものの数分で私はワインレッドのドレスに身を包んでいた。
私は20歳。チトセは(見た目だけは)25歳程度。女性の着替えを男性が全て手伝う。傍から見るとおかしい関係かもしれないが、私の赤ん坊の頃からチトセはこの見た目で毎日着替えを手伝ってくれる。
入浴時も手伝ってくれるし、食事中も公務中も鍛錬中も私が起きているときはいつも一緒にいて私を必ず助けてくれる。
私の優秀な専属執事であり護衛なのだ。
「おかわりは如何ですか?緋女様」
柔らかい声に甘えそうになるがこの後には朝食もあるし……今日はいつもよりウエストも締まる…。私はそう思い、断る。
「かしこまりました。では、お着替えをしましょう」
チトセがそう言って私のクローゼットを開放する。普段はここではなく隣の部屋の弟の軍服を着ているが今日はオフだからドレスになるのだ。前よりドレスが増えている。今回もワインレッドのシックなものが多く私好みで気に入った。
「こちらは如何ですか?わたくしが仕立て屋に頼んだもので御座います。緋女様にきっとお似合いですよ」
チトセが手にとったのは腰元にレースがたくさんついてまるで薔薇のようになっているドレス。あまり装飾を好まない私だがそのドレスはオシャレで気に入った。
「それかわいい。それにするわ」
私がそう言うとチトセがいつもの顔をすこし崩し安堵感をにじませてから、ニコッと笑い直す。
「気に入って頂けて嬉しい限りで御座います。では、失礼致します」
チトセがドレスと私の肌着と下着を用意し私の部屋着に手をかける。手際よくボタンが外されていき下着が露わになる。そのまま下着が外され、着替えが進む。
ものの数分で私はワインレッドのドレスに身を包んでいた。
私は20歳。チトセは(見た目だけは)25歳程度。女性の着替えを男性が全て手伝う。傍から見るとおかしい関係かもしれないが、私の赤ん坊の頃からチトセはこの見た目で毎日着替えを手伝ってくれる。
入浴時も手伝ってくれるし、食事中も公務中も鍛錬中も私が起きているときはいつも一緒にいて私を必ず助けてくれる。
私の優秀な専属執事であり護衛なのだ。



