食後、チトセのいれてくれたルイボスティーを飲む。夕食は市場で手に入れた珍しいチーズを使ってのカルボナーラだったため好き嫌いせずともすべて食べ切れた。…付け合せのサラダ以外は。もちろんサラダもカルボナーラの前に食べ切らされた。…チトセの膝で。

「緋女様、本日は国内放送もおやすみですし、色々あってお疲れでしょう。ご入浴のあとは早めに寝ましょうね」

チトセが優しく言いながらワゴンにいくつかアルコールを載せて厨房から出てきた。

チトセの好きなウイスキー、氷麗の好きな御魂酒…など他の使用人用にも好きなお酒がのっている。

「緋女様もご一緒致しますか?」

チトセが少しだけ意地悪な顔をして、私の好きな甘めの弱いお酒を取り出した。

私はうなずいて、今日は使用人と飲み明かそうと決めた。


入浴を済ませねるま(753歳)とイリス(150歳)が寝てしまってから、透李にもジュースを渡し、みんなで晩酌をした。(平均87歳)

チトセが明那さんにも連絡をして自慢の酒を持参してもらい連れてきて、薊さんもどこから聞きつけたのか最高級御魂酒を持参して参戦してきた。

しばらくしてからお父様も合流し、お父様の飲み仲間まで呼ぼうとしたため使用人が『旦那様!!そこまでなさると緊張で酔いが覚めてしまいます!!』と全力で止めたのはまた別のお話…。