中学は引っ越し先の公立の中学に入り、やっとそこで瑠美とも離れる事ができた。
その後祖母は2年ほどで亡くなってしまったが、叔父や古い親戚に法事や新年の挨拶などの行事には必ず呼び出されていた。
両親は行き渋ったが、本家との交流を絶ってはいけないと思った純玲は敢えて行くように進め、自分も参加していた。変な所で意地があったのかもしれない。
「叔父さん、今のオノデラ貿易の社長も瑠美ちゃんが一人娘ですし、ずっと私に小野寺家が乗っ取られるとでも思っていたのかもしれませんね。私はそんな気サラサラなかったんですけど」
まさか、瑠美が百田ホールディングスに入社してくるとは思わなかったし、自分の恋人を取られるとも思っていなかった。
「あいつのことは、もう、気にならないのか?」
あいつ、とは肇のことだろう。
「何だか、本当にどうでもよくなっちゃったんですよね」
もちろんいい思い出にもなっていないが、今純玲は嫌な思いをしたのが自分だけでよかったと思っている。
(そう思わせてくれたのは泰雅さんなんだよね……)
その後祖母は2年ほどで亡くなってしまったが、叔父や古い親戚に法事や新年の挨拶などの行事には必ず呼び出されていた。
両親は行き渋ったが、本家との交流を絶ってはいけないと思った純玲は敢えて行くように進め、自分も参加していた。変な所で意地があったのかもしれない。
「叔父さん、今のオノデラ貿易の社長も瑠美ちゃんが一人娘ですし、ずっと私に小野寺家が乗っ取られるとでも思っていたのかもしれませんね。私はそんな気サラサラなかったんですけど」
まさか、瑠美が百田ホールディングスに入社してくるとは思わなかったし、自分の恋人を取られるとも思っていなかった。
「あいつのことは、もう、気にならないのか?」
あいつ、とは肇のことだろう。
「何だか、本当にどうでもよくなっちゃったんですよね」
もちろんいい思い出にもなっていないが、今純玲は嫌な思いをしたのが自分だけでよかったと思っている。
(そう思わせてくれたのは泰雅さんなんだよね……)



