離婚予定の契約妻ですが、クールな御曹司に溺愛されて極甘懐妊しました

 彼の舌が純玲の口の中を確かめるようにゆっくりと動いていく。
 
 くぐもった声を出しながら、純玲は必死に彼を受け入れる。先ほどのキスはお遊びだったのかと思うくらい踏み込んだ行為に、息は早くも上がってしまう。

 気づけば泰雅と並んでベッドに腰掛けていたはずの純玲の身体は仰向けに投げ出され、組み敷かれていた。

「あの……っ、今更なんですけど、シャワーとか」

 覆いかぶさる彼に向かってなんとか声を出す。
 今日一日働いた上、食事までしたという現実が突然気になりだしたのだ。

「すまない、俺も今更止まれなそうもない」

 泰雅は純玲を見下しながら端的にいう。薄暗い部屋の中でも彼の精悍さは隠しきれず、こちらを見つめる瞳は怖いほど真剣だ。純玲は美しい猛獣に逃げられないように押さえつけられた感覚になる。

 純玲の反応を待たずに彼の唇が再び重なる。それを純玲は受け入れた。

「ん……」
 キスを続けながら泰雅は純玲の身体のラインを確かめるように手を這わせ、なぞっていく。太ももから腰に上がり、柔らかい胸の膨らみまで。

「んっ、せ、せんせ……」
 ゾワゾワとした感覚に思わず縋るような声が出てしまう。