肇はあっさりと認めた。
「……なんで」
理由はわかっているけれど、やるせなさでつい責めるような口調になる。
『なんでって、君が昨日聞いたまんまだよ。そりゃあ君には悪いなって思ってたけど、瑠美の方がいろんな意味で僕に相応しいからね』
開き直った肇にもう怒りをぶつける気にもならなかった。
その後純玲が別れを切り出すと肇は『手間が省けてよかったよ。瑠美とは結婚することになると思うから、余計な事を会社で言いふらさないでくれよ』と、言いたいことだけ言って電話を切った。
「……終わり、ました」
時間にして1、2分だったろうか。この短時間で彼との半年間があっけなく終わった。
強張っていた体の力が一気に抜ける。
「がんばったな」
ずっと黙って見守っていた泰雅が声をかけてくれる。
(思ったより取り乱さないで済んだ。それは一人じゃなかったからだな)
「白石先生、ありがとうございました。自分だとなかなか勇気が出なかったと思うから……早くケリをつけられて良かった」
「傷つけられた方が大切な時間をさくこと自体おかしい。不貞行為で慰謝料もらうことも可能かもしれないけれど、君は嫌だろう?」
「はい。もう関わり合いになりたくないです。でももう、なんだか男の人が信じられなくなりそう……」
「……なんで」
理由はわかっているけれど、やるせなさでつい責めるような口調になる。
『なんでって、君が昨日聞いたまんまだよ。そりゃあ君には悪いなって思ってたけど、瑠美の方がいろんな意味で僕に相応しいからね』
開き直った肇にもう怒りをぶつける気にもならなかった。
その後純玲が別れを切り出すと肇は『手間が省けてよかったよ。瑠美とは結婚することになると思うから、余計な事を会社で言いふらさないでくれよ』と、言いたいことだけ言って電話を切った。
「……終わり、ました」
時間にして1、2分だったろうか。この短時間で彼との半年間があっけなく終わった。
強張っていた体の力が一気に抜ける。
「がんばったな」
ずっと黙って見守っていた泰雅が声をかけてくれる。
(思ったより取り乱さないで済んだ。それは一人じゃなかったからだな)
「白石先生、ありがとうございました。自分だとなかなか勇気が出なかったと思うから……早くケリをつけられて良かった」
「傷つけられた方が大切な時間をさくこと自体おかしい。不貞行為で慰謝料もらうことも可能かもしれないけれど、君は嫌だろう?」
「はい。もう関わり合いになりたくないです。でももう、なんだか男の人が信じられなくなりそう……」



