彼が以前から自分のことを想って、そこまでしてくれていたなんて。
だとしたら、最初から両想いでずいぶん遠回りをしてここまできたことになる。
なんだかおかしさと喜びが混ざり合って、思わず純玲はふふ、と顔をほころばす。
「いえ、嬉しいです。だって私も泰雅さんが初恋なんです」
「え……初恋?」
甘えるように泰雅の胸に頬を寄せながら純玲が言うと、隣で「そうだったのか……」と息を吐く気配がした。
「今も泰雅さんのこと大好きだし、いなきゃだめになっちゃってるんです。だって肇さんの話聞いた時、自分の出生より泰雅さんと麗さんが付き合っている方がショックだった」
純玲の話を聞いていた泰雅は胸元の妻の顔を覗き込み、お腹にそっと手を添えるとはっきりと言った。
「純玲、俺は君とこの子を幸せにできるように全力で努力する。これからも俺と共に生きて欲しい――愛してる」
この人とずっと一緒にいられる。生きていける。
その幸せに手を伸ばしていいんだと思うと泣きたい位に喜びが心に満ちていく。
「はい、私も愛してます。ずっと泰雅さんの妻でいさせてください」
純玲も万感の思いを込めた言葉を夫に返す。
すると彼は端正な美貌を破顔させた。
だとしたら、最初から両想いでずいぶん遠回りをしてここまできたことになる。
なんだかおかしさと喜びが混ざり合って、思わず純玲はふふ、と顔をほころばす。
「いえ、嬉しいです。だって私も泰雅さんが初恋なんです」
「え……初恋?」
甘えるように泰雅の胸に頬を寄せながら純玲が言うと、隣で「そうだったのか……」と息を吐く気配がした。
「今も泰雅さんのこと大好きだし、いなきゃだめになっちゃってるんです。だって肇さんの話聞いた時、自分の出生より泰雅さんと麗さんが付き合っている方がショックだった」
純玲の話を聞いていた泰雅は胸元の妻の顔を覗き込み、お腹にそっと手を添えるとはっきりと言った。
「純玲、俺は君とこの子を幸せにできるように全力で努力する。これからも俺と共に生きて欲しい――愛してる」
この人とずっと一緒にいられる。生きていける。
その幸せに手を伸ばしていいんだと思うと泣きたい位に喜びが心に満ちていく。
「はい、私も愛してます。ずっと泰雅さんの妻でいさせてください」
純玲も万感の思いを込めた言葉を夫に返す。
すると彼は端正な美貌を破顔させた。



