「もちろん私も恨んでいません。私は小野寺の家で育てて貰ったことに感謝しています。小野寺道隆と雪乃の娘として育ち、これからは白石泰雅の妻、白石純玲として人生を歩んできたい。そう思っています」
純玲は嘘偽りない自分の気持ちを伝えた。
しばらく純玲の顔を見ていた雄一郎はそうか、と息を付く。
「……それが、君の幸せならそれでいい」
そういうと椅子から立ち上がり、頭を下げた。
「今更だが、君のお母さんのことを守れなくてすまない。そして、父親なのに君を育てる事ができなかった」
威厳の塊のような社長が頭を下げて謝るとは思っていなかったので、純玲はにわかに慌てる。
「し、社長、やめてください! あの……私、出来ればこのまま社長のお傍でお世話させて頂ければと思うのですが……実は、近々産休を取ることになりそうです」
つい勢いで出てしまった突然の報告に、え、と雄一郎と神崎は明らかに驚いた顔をする。
「僕と純玲の子供です。血筋的にはおじいちゃんになりますね。社長」
純玲の肩を抱き、なぜか勝ち誇ったように泰雅が言う。
しばらくして社長が我に返ると、表情をフッと緩めて言った。
「あぁ、そうか、そうなのか……母親に似るといいな」
純玲は嘘偽りない自分の気持ちを伝えた。
しばらく純玲の顔を見ていた雄一郎はそうか、と息を付く。
「……それが、君の幸せならそれでいい」
そういうと椅子から立ち上がり、頭を下げた。
「今更だが、君のお母さんのことを守れなくてすまない。そして、父親なのに君を育てる事ができなかった」
威厳の塊のような社長が頭を下げて謝るとは思っていなかったので、純玲はにわかに慌てる。
「し、社長、やめてください! あの……私、出来ればこのまま社長のお傍でお世話させて頂ければと思うのですが……実は、近々産休を取ることになりそうです」
つい勢いで出てしまった突然の報告に、え、と雄一郎と神崎は明らかに驚いた顔をする。
「僕と純玲の子供です。血筋的にはおじいちゃんになりますね。社長」
純玲の肩を抱き、なぜか勝ち誇ったように泰雅が言う。
しばらくして社長が我に返ると、表情をフッと緩めて言った。
「あぁ、そうか、そうなのか……母親に似るといいな」



