「そうか。たしかにハードルが高そうだけど、君ならちゃんと務まるんじゃないかな。ちゃんと周りを見て行動できるし、昔からコツコツ頑張れる子だったから」
ほら、難しいと思っていた大学にも地道に努力して合格できただろう? まずは気負わずやってみたら、と泰雅は言う。
「確かに、どうせやるしかないんだから前向きに捉えた方がいいかもしれないですね」
彼に言われると本当にどうにかなるかも、と思えるから不思議だ。昔から泰雅は大人の余裕と気遣いで純玲の心によりそってくれる。
(やっぱり素敵だな……素敵過ぎて告白なんてできないと思ってたんだよね)
何を隠そう純玲の初恋は泰雅だ。長い片思いだった。
おこがましいかもしれないが、こんなに完璧な人が身近にいたら好きになってしまっても仕方がない。
彼は極めて優秀な頭脳の持ち主で、一流国立大学の法学部在学中に司法試験の受験資格を取得できる司法予備試験をパスした後、4年の時には司法試験まで合格してしまった。
それを知った父が『頭いいんだね、暇ならウチの娘の家庭教師してくれない?』と軽いノリで声を掛けたのだ。今更ながらとんでもない人にお願いしていたんだなと思う。
それでも彼は快く引き受けてくれた。教え方がとてもうまかったし『先生にいいところを見せたい』と頑張ったお陰で、塾に行かなくても純玲の成績は良かった。
ほら、難しいと思っていた大学にも地道に努力して合格できただろう? まずは気負わずやってみたら、と泰雅は言う。
「確かに、どうせやるしかないんだから前向きに捉えた方がいいかもしれないですね」
彼に言われると本当にどうにかなるかも、と思えるから不思議だ。昔から泰雅は大人の余裕と気遣いで純玲の心によりそってくれる。
(やっぱり素敵だな……素敵過ぎて告白なんてできないと思ってたんだよね)
何を隠そう純玲の初恋は泰雅だ。長い片思いだった。
おこがましいかもしれないが、こんなに完璧な人が身近にいたら好きになってしまっても仕方がない。
彼は極めて優秀な頭脳の持ち主で、一流国立大学の法学部在学中に司法試験の受験資格を取得できる司法予備試験をパスした後、4年の時には司法試験まで合格してしまった。
それを知った父が『頭いいんだね、暇ならウチの娘の家庭教師してくれない?』と軽いノリで声を掛けたのだ。今更ながらとんでもない人にお願いしていたんだなと思う。
それでも彼は快く引き受けてくれた。教え方がとてもうまかったし『先生にいいところを見せたい』と頑張ったお陰で、塾に行かなくても純玲の成績は良かった。



