タキシード姿で笑顔を浮かべている肇は、相変わらず爽やかな好男子と言う雰囲気を纏っているが、こちらを見る目は品定めするような不躾なものだ。拒否感しかない。
一度は好きだと思っていた人にこんな感想を持つのは悲しいが、しかたない。
(何でわざわざ……私とふたりで話しているところ瑠美ちゃんに見られたら困るんじゃないの?)
純玲の困惑をよそに肇は話し続ける。
「よかったよ。純玲に会えて。何度か電話したけど出てくれなかっただろ。会社では人目があるし」
「あの着信、肇さんだったんですか」
先週、何度か入っていた着信は肇からだったのか。
別れた直後に泰雅にいわれて電話帳からすぐに削除していたから、気づかなかった。肇はさらに信じられない言葉を吐く。
「会って話したかったんだよ。なぁ純玲、僕たちやりなおさないか」
(――は? どういうこと?)
純玲は呆気にとられる。
婚約者のいるパーティ会場で既婚者に復縁を迫るのは、何から何まで非常識すぎないか。
呆れて声も出ない純玲に話を続けていいと思ったのか、肇は純玲の横に椅子に座ると小声で続ける。
一度は好きだと思っていた人にこんな感想を持つのは悲しいが、しかたない。
(何でわざわざ……私とふたりで話しているところ瑠美ちゃんに見られたら困るんじゃないの?)
純玲の困惑をよそに肇は話し続ける。
「よかったよ。純玲に会えて。何度か電話したけど出てくれなかっただろ。会社では人目があるし」
「あの着信、肇さんだったんですか」
先週、何度か入っていた着信は肇からだったのか。
別れた直後に泰雅にいわれて電話帳からすぐに削除していたから、気づかなかった。肇はさらに信じられない言葉を吐く。
「会って話したかったんだよ。なぁ純玲、僕たちやりなおさないか」
(――は? どういうこと?)
純玲は呆気にとられる。
婚約者のいるパーティ会場で既婚者に復縁を迫るのは、何から何まで非常識すぎないか。
呆れて声も出ない純玲に話を続けていいと思ったのか、肇は純玲の横に椅子に座ると小声で続ける。



