不思議と今日は胃の重さは感じず、食欲もある。スパークリングワインを勧められ、一瞬おいしそうだと思ってしまったが、ハッと気づき、やっぱり胃が心配だからといってウーロン茶を貰う。アルコールは厳禁だ。気を付けなければ。
しばらくすると、来賓の挨拶が始まった。前社長である父も壇上で簡単にスピーチをした。
その内容は当たり障りのないが、自分はオノデラ貿易とは無関係であることをはっきり知らしめるものだった。
再び歓談の時間になる。
「お父さん、堂々としていて、普段よりかっこよく見えました」
「そうだな、さすが落ち着いていた。正直、お義父さんの方が社長の器だと思うな……あ、純玲、ちょっと離れてもいいか? 社長、今フリーだから挨拶してくる」
「叔父さんに?」
「初めて会う妻の叔父だろう。それに、このパーティの主催者だ。きちんと顔合わせはしておかないと」
「なら、私も」
「いや、少し話してすぐに戻るから、お義母さんと待ってて」
泰雅はそう言い残すと会場の奥にいる叔父の方にサッと歩いて行ってしまう。
「……行っちゃった」
しばらくすると、来賓の挨拶が始まった。前社長である父も壇上で簡単にスピーチをした。
その内容は当たり障りのないが、自分はオノデラ貿易とは無関係であることをはっきり知らしめるものだった。
再び歓談の時間になる。
「お父さん、堂々としていて、普段よりかっこよく見えました」
「そうだな、さすが落ち着いていた。正直、お義父さんの方が社長の器だと思うな……あ、純玲、ちょっと離れてもいいか? 社長、今フリーだから挨拶してくる」
「叔父さんに?」
「初めて会う妻の叔父だろう。それに、このパーティの主催者だ。きちんと顔合わせはしておかないと」
「なら、私も」
「いや、少し話してすぐに戻るから、お義母さんと待ってて」
泰雅はそう言い残すと会場の奥にいる叔父の方にサッと歩いて行ってしまう。
「……行っちゃった」



