公園を出ると、彼はタクシーを拾い運転手に自宅マンションの場所を告げる。
なぜか、ほとんど言葉を発さなくなった彼に話しかけづらく、純玲はさらに戸惑っていく。
(私、何か気に障ることを言ってしまった? でも、泰雅さんが困るような事言ってないよね。わかったって言ってくれたし)
きっと怒らせてはいない。
なぜなら彼はずっと握った純玲の手は離さないのだ。
タクシーの運転手の生暖かい視線を居心地悪く感じながらも純玲は彼の傍らに座り続けた。
「はー、暑かったですねぇ」
マンションに着き部屋のドアを閉める。
何となく気づまりな雰囲気を払いたくて、純玲はわざと明るく言いながら広い玄関で靴を脱いだ。
しかし中に入ろうとした途端、後ろから伸びてきた泰雅の腕に捕らわれ抱きしめられる。
「あ……」
背中全体で彼の体温を感じて急に鼓動が速まる。
「泰雅さん、酔って気分悪くなっちゃいましたか?」
逞しい腕に囲われながら純玲は呟いた。
彼が飲んでたのはスパークワイン2杯。それくらいで酔うはずはないとわかっていながら。
「あぁそうだな。酔ってる。だからってことにしてくれ……あの夜と同じだ」
「……え?」
なぜか、ほとんど言葉を発さなくなった彼に話しかけづらく、純玲はさらに戸惑っていく。
(私、何か気に障ることを言ってしまった? でも、泰雅さんが困るような事言ってないよね。わかったって言ってくれたし)
きっと怒らせてはいない。
なぜなら彼はずっと握った純玲の手は離さないのだ。
タクシーの運転手の生暖かい視線を居心地悪く感じながらも純玲は彼の傍らに座り続けた。
「はー、暑かったですねぇ」
マンションに着き部屋のドアを閉める。
何となく気づまりな雰囲気を払いたくて、純玲はわざと明るく言いながら広い玄関で靴を脱いだ。
しかし中に入ろうとした途端、後ろから伸びてきた泰雅の腕に捕らわれ抱きしめられる。
「あ……」
背中全体で彼の体温を感じて急に鼓動が速まる。
「泰雅さん、酔って気分悪くなっちゃいましたか?」
逞しい腕に囲われながら純玲は呟いた。
彼が飲んでたのはスパークワイン2杯。それくらいで酔うはずはないとわかっていながら。
「あぁそうだな。酔ってる。だからってことにしてくれ……あの夜と同じだ」
「……え?」



