「その節は報告が遅れてすみませんでした」
確かに結婚を報告した時には神崎をかなり驚かせてしまった。
「結婚式はまだ挙げてないんだよね。する予定はあるのかい?」
「落ち着いたら式だけでもと話はしてはいるんですが、お互いなかなか忙しくて」
そう答えつつ純玲は複雑な気持ちになる。
母は純玲の花嫁姿を見たがっていたし、泰雅もそのつもりでいるようだが、純玲はどうしても話を具体的に進められずにいた。
(2年後に離婚するのがわかってるのに式を挙げるのって、無駄とはいわないけど周りを騙すように思えちゃうのよね……でもそうか、この結婚自体周りを騙しているんだっけ)
純玲は心の中で自嘲する。
そもそも、嘘を上塗りする形になってしまう結婚式で自分は幸せな顔で笑えるのだろうか。
「白石さんは、旦那さんと結婚して良かった?」
つい考え込んでしまった純玲は神崎の声にハッとする。
新婚である自分に投げかけるような質問としては少々そぐわない気がする。
神崎を見るが彼の表情は変わらず柔らかく真意が読めない。だから思ったように答えるしかなかった。
「……はい。毎日充実しています」
確かに結婚を報告した時には神崎をかなり驚かせてしまった。
「結婚式はまだ挙げてないんだよね。する予定はあるのかい?」
「落ち着いたら式だけでもと話はしてはいるんですが、お互いなかなか忙しくて」
そう答えつつ純玲は複雑な気持ちになる。
母は純玲の花嫁姿を見たがっていたし、泰雅もそのつもりでいるようだが、純玲はどうしても話を具体的に進められずにいた。
(2年後に離婚するのがわかってるのに式を挙げるのって、無駄とはいわないけど周りを騙すように思えちゃうのよね……でもそうか、この結婚自体周りを騙しているんだっけ)
純玲は心の中で自嘲する。
そもそも、嘘を上塗りする形になってしまう結婚式で自分は幸せな顔で笑えるのだろうか。
「白石さんは、旦那さんと結婚して良かった?」
つい考え込んでしまった純玲は神崎の声にハッとする。
新婚である自分に投げかけるような質問としては少々そぐわない気がする。
神崎を見るが彼の表情は変わらず柔らかく真意が読めない。だから思ったように答えるしかなかった。
「……はい。毎日充実しています」



