愛のカタチ

そして、数ヶ月後、もう結婚科のみんなが普通科に行くか、結婚科に残るか決断を迫る頃、僕たちも悩んでいた。

成績は20位以内とそこそこ良かったが、沙羅は男性に抵抗がある。

僕も例外じゃない。

だからこそ悩んでいる。

「ねぇ沙羅どうする?」

「あー進路のこと?」

「うん」

「うーん」

いっつもこんな感じだ、ここで止まって、ここからどうするか。

ピンポンパンポン

「沙羅さん、佐藤沙羅さん至急校長室までお越しください」

「えっ?」

沙羅の顔がみるみる真っ青になっていく

「僕も付いていくから一緒に行こっか。」

「うん」

「龍さんはここまでです。」

「えっなんで?」

「ここからは機密ですので」

「でも僕は彼氏ですよ?」

「龍。いいから」

「大丈夫。」

あんな顔して何が大丈夫なんだ、何が、

僕は自分が何もできない情けなさに打ちひしがれ悔しかった。