愛のカタチ

        部屋

「ねぇ沙羅一つ聞いてもいい?」

「うん、いいよ」 

「どうして風船割りゲーム嫌だったの?」

「えっと...」

「ごめん!無理に話さなくてもいいよ。僕が自分たちのペースでっt」

「私ね、昔、今もだけど、虐待を受けてたの。その始まりの暴力が「おいで」って言われて抱きつきにいったらお腹をさされた。すぐ病院に行って一命はとりとめたけどまだあとが残ってる。だから私は風船割りゲームが嫌だった。また暴力されるんじゃないかって」

「だから、ごめんね」

あぁそうかこの子がこんなに優しいのは自分がそんな体験をしてつらい思いをして乗り越えてきたからだ。

僕は知らなかった。

情けない。

そう思うと自然と涙が出てきた。

「なっなんで泣いてるのよ!?」

「ごべん」

「あまりにも悲しくって、沙羅はそんな思いしてまでここに来たんだなって、生きててよかったって思って」

「フフッ、なにそれ」

「でもありがと、」